ようやく念願叶ってNakahi-Works 出版社より、英語版を出版することができました。
今回の翻訳にはたくさんの人の協力を得たにも関わらず、けっこう長い年月がかかってしまいました。ご迷惑かけました。
いつも英語版を出すとき思うのは、
例えば一生かかっても自分が会うことができないニュージーランドの小さな村に住んでいる子供が、たまたま自分の作品を手にして
「ああ! これ面白い」と言ってくれるような小説を作ることができるか、それを忘れないようにすることです。
もちろん子供以外にも、モンゴルのやさしいおじいちゃんや、アフリカの陽気なカレン族の少年、フランスの疲れた目をしている女性など、少し英語が苦手な人に対しても、自分の物語がいったいどこまで届くか、届けられるか、あるいは、届かないのかということを常に意識しています。
結局誰の手にも届かなかったというのは元も子もないので。
小さい子から読める小説は、ある意味翻訳に向いていると思います。そしてより普遍化しやすい。イコール世界に届けやすい分野とも言えます。
今回も、できるだけやさしい英語を使うことを心がけたので、英語を学んでいるお子さんにも読みやすくなっています。ぜひ日本語版と一緒に購読してもらえれば幸いです。
絶対に面白いですよ(自画自賛)。